ネットバンクコラム

銀証連携の行方は?

住信SBIネット銀行とSBI証券、ソニーバンクとソニーバンク証券と銀行と証券会社の連携が進んでいる。2009年にはネットバンク最大手のイーバンク銀行が楽天グループの子会社となり、名称が「楽天銀行」に変わることが明らかになった。同グループは大手ネット証券「楽天証券」を経営しており、こちらでもなんらかの銀行と証券会社の連携があるだろう。今回はネット銀行とネット証券の銀証連携について考えていきたい。

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銀行と証券の垣根の緩和と業界再編

2009年6月には銀行と証券会社における業務の垣根を定めている「ファイアーウォール規制」が緩和された。これに伴い、みずほ証券とみずほコーポレート銀行の連携が発表されている。これまでも銀行と証券会社の垣根については規制強化と規制緩和の連続だったが、今後実際に銀行・証券会社がどのような対応をするのかに注目が集まる。

既にネットバンクの業界においても住信SBIネット銀行と「SBI証券」の間では、ハイブリッド預金という預金商品を使い、住信SBIネット銀行の預金とSBI証券の預かり金を一体化させるサービスを提供している。また、ソニーバンクは、ソニーバンク証券を使い、MoneyKit内(ソニーバンクの取引ツール)を通じての取引などが可能になっている。

また、ネットバンク業界最大手である「イーバンク銀行」は今後楽天グループの子会社として「楽天銀行」への名称改定が決まっている。既に電子マネーサービス(楽天キャッシュ)などの連携でグループ間のサービス連携が進められているが、最大の焦点は楽天グループの証券会社である「楽天証券」とどのように連携するかだろう。

さらに、10月23日には大和証券が預金を扱うネットバンクの設立の準備を開始したと発表した。2011年の開業を目指すという。こうした動きも間違いなく銀行と証券の連携に向けての布石だろう。(ただし、大和証券は三井住友FGとの合弁解消時に銀行と証券は分離の方向にあるとも主張している。銀行主導の連携には否定的という意味だろうか)

個人的には金融グループが銀行と証券の連動サービスを提供することは預金者(投資家)にとっては便利だと思う。特にネットにおける銀行取引、証券取引は原則として預金者側の判断で取引をしている。このような便利なサービスが提供されるとこれまでのネット銀行、ネット証券の勢力図を大きく書き換える可能性を秘めていると考える。

個人的に利用している住信SBIネット銀行のハイブリッド預金サービスはわざわざ証券会社に送金する必要はないし、お金が必要なときはATMから簡単に出金ができるというのは大変便利なサービスだ。

まずは、実際に楽天銀行と楽天証券とがどのような連携サービスを提供してくれるのかに大変注目している。また、日興コーディアル証券を完全子会社にした三井住友銀行の動きにも合わせて注意していきたい。

追記:2011年4月30日
楽天銀行と楽天証券との間で「マネーブリッジ」という資金相互管理サービスが発足しました。

 

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