積立預金の金利・利息の仕組み、特徴、活用法

積立預金のしくみと特徴

積立預金は、毎月一定の金額を普通預金の口座から天引きして、定期預金に組み込むというタイプの預金となります。

たとえば、毎月25日に2万円ずつを1年定期に預け入れ、満期の扱いは元利継続。といった具合で決めておきます。
すると、翌月から2万円分が25日に「普通預金」から差し引かれて1年定期として預けられます。預けられた定期預金は満期がくると自動的に利息も含めて1年満期の定期預金に振り替えられます。

このように、月々新しい定期預金が組まれていく感じになります。

 

積立預金のメリット

1. 自動的に積み立てて預金が増えていく。まさに貯金をする王道
2. 1口あたりが少額なのでお金が必要なときも必要なだけ解約できる

1番目のメリットの貯金の王道という点ですが、積立預金最大のメリットは「勝手に定期預金が作られていく」ということです。
貯金ができないという人によくみられる傾向として「残ったお金を貯金していこう」と考えている方が多いと言われています。一方で貯金上手な方は「先取り預金」というように、まず貯金したいお金を引いてしまって、その残りのお金で生活するという逆のパターンをとっているそうです。

積立預金は、この先取り預金というものを自動的にやっていくという方法になります。

 

2番目の口数については、積立預金はひとくくりではなく、毎月1年満期の定期預金を作っていくという形になります。仮に月5万円の積立預金をするなら、毎月5万円の1年満期の定期預金ができているという形になります。
扱いは普通の定期預金と同じなので、どうしてもお金が必要な時は1口単位で解約して現金化することもできるので万が一の時にお金が使えなくて困った…。ということはありません。必要な額だけ出金できます（口数単位）。

 

 

積立預金のデメリット

1. 申込が面倒（ネットから手続きできないことが多い）
2. 口座貸越で普通預金残高がマイナスになるともったいない（利息）

積立預金は多くの銀行で受け付けてはいるものの、ネットでの手続きができる銀行が少ないです。
窓口申込となっているところが多いので最初のスタートが面倒という点がデメリットです。また、ネットバンク系の銀行ではほとんどが受け付けておらず、ソニー銀行、イオン銀行くらいです。

2番目のデメリットとして挙げている「口座貸越」というのは、銀行の普通預金口座の残高が足りない時、定期預金に残高があればその一定範囲内で自動的に貸付を受けることができるというサービスです。
（参考：口座貸越とは？）

サービスとしては便利ですが、口座貸越を利用している部分は銀行からの貸付となり金利が発生します。通常は定期預金の金利よりも高いので、普通預金が「マイナス」となっているような場合は金利を無駄に払っているという状況になってっしまいます。こうならないように注意しましょう。

 

貯金が苦手という方は積立預金がおすすめ

特に、ある程度収入はあるのに、中々貯金ができないと言う方は、少額からでもいいので積立預金を初めて見ることをお勧めしますよ。ポイントはいきなり高額の積立預金をはじめるのではなく、無理のない範囲（たとえば月1万円といった具合）ではじめてみましょう。

 

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