銀行の基礎知識

元本通貨変動型仕組み預金(外貨仕組預金)

元本通貨変動型仕組み預金とは、為替レートの変動により、変動が一定となると、預けている通貨が別の通貨に切り替わって償還されてしまうという仕組み預金です。その代わりにかなり高い金利が供与されます。

たとえば、円で預金して、為替レートが1ドル100円が1ドル95円以下になってしまったときは、ドルとして償還されます。

このタイプの仕組預金はより「相場」の影響を受けるようになっており、臨んだ方向に相場が進まなかった場合には「損」をしてしまう可能性もある預金となります。リスクのある投資性のある金融商品です。

預金に安全性を求める方には不向きな商品と言えます。

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基本は「外貨預金」である

元本通貨変動型仕組み預金(外貨仕組預金)は円で預金するタイプのものもありますが、預金者(投資家)が負うリスクは為替レートによる変動であるため、「外貨預金」をする、ということだと理解する必要があります。
円預金と考えて利用する方には向きません。

通常の外貨預金は「為替レートの変動」によって円安になれば利益、円高になれば損失が発生します。
一方で元本通貨変動型仕組み預金(外貨仕組預金)については、為替レートが「変動しないことが利益(高い利息)になる変わりに円安になっても利益が得られない」といったように利益の源泉が変わっています。

なぜこんなことができるのか?というと「オプション取引」という権利の売買があり、それを活用しています。詳しく知りたい方は「オプション取引とは」のページをご参照ください。

 

元本通貨変動型仕組み預金のしくみ

元本通貨変動型仕組み預金は、円で預金する預金で基本的には満期1ヶ月程度の超短期の定期預金です。ただし、特定通貨の為替レートが一定の水準になった場合、満期時の通貨が預け入れをした円でなく、特定通貨の外貨として満期償還される預金です。

これではちょっと意味が分かりにくいと思うので、例を見ながら説明します。あくまでも一例です。銀行によって内容に違いがある場合もありますのでご注意ください。


<例>
満期:1ヶ月
金利:10%/年
特約判定日:満期日の1日前の午後0時00分
現在の為替レート:1ドル100円、特約実行為替レート:95円
特約判定日に、特約実行為替レート以下の為替レートだった場合、特約実行為替レートで外貨換算されて償還されます。

上記の例を元に、この元本通貨変動型仕組み預金に100万円を預金をしたとしてシュミレーションしていきましょう。

 

為替レートが特約実行為替レートより円安の場合

特約判定日の為替レートが「特約実行為替レート」よりも円安であった場合、元本は円で償還されます。この場合、100万円の元本に加えて金利10%が加えられた金額が「日本円」で戻ってきます。
ただし、10%であっても1ヶ月となりますので、その12分の1の0.83%となります。

 

為替レートが特約実行為替レートより円高の場合

特約判定日の為替レートが「特約実行為替レート」よりも円高であった場合、元本は外貨(今回の場合は米ドル)で償還されることになります。この場合、元本については「100万円÷特約実行為替レート(95円)」にて戻ってきます。つまり10526.31ドルになります。利息分については日本円(0.83%)で戻ってきます。

この場合、米ドルを1ドル95円で買ったことになりますが、為替レートが特約実行為替レートより円高という場合は、1ドル95円以上に円高が進んでいる可能性があります。仮に為替レートが1ドル94円にまで円高となっている場合には、償還された時点で「為替差損(評価損)」が発生していることになります。

※円高・円安という言葉とその意味については「円高・円安のしくみ」をご参照ください。

 

元本通貨変動型仕組み預金のメリットとリスク

短期の運用資産となりますが、利率が極めて高いというメリットがあります。利息にして10%を超えるケースも珍しくありません。一方で、満期時点で特約レートに為替レートが触れていれば、外貨で償還されてしまうというリスクがあります。

少なくとも、上のルールが理解できないというのであれば絶対にやるべきではありません。

 

元本通貨変動型仕組み預金を扱うネットバンク

住信SBIネット銀行「コイントス」「オセロ」

住信SBIネット銀行では、「コイントス」「オセロ(タイプ1)」「オセロ(タイプ2)」「オセロ(タイプ3)」という4種類の元本通貨変動型仕組み預金を提供しています。ちなみに、この仕組預金については「住信SBIネット銀行の仕組預金「コイントス」や「オセロ」のしくみや評価」のページでも詳しく説明していますので、商品性が気になる方はご一読ください。
>>住信SBIネット銀行詳細情報

楽天銀行 楽天デュアル定期預金(為替特約定期預金)

楽天銀行が提供する元本通貨変動型の仕組預金です。住信SBIネット銀行の「コイントス」と同様の商品性で、円で預金しますが、為替レートが一定の特約を下回る(円高になる)場合に、外貨で満期時に償還されるタイプの仕組預金となっています。
>>楽天銀行詳細情報

じぶん銀行 スイッチ円定期預金

満期が1ヶ月の仕組預金です。預金は円で行いますが、預け入れ時の翌日の為替レート(特約レート)よりも判定日に円高なら外貨で、円安なら円で払い戻しされるというものです。ちなみに、外貨で払い戻しとなる場合は、その時点で為替差損(損失)が生じている可能性が高くリスクのある預金だということは理解しておきましょう。
>>じぶん銀行の詳細情報はこちら

 

 

 

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